マイヤー『逃げるアタランテ』の楽曲がiTunes入り


販売元は東京エムプラス


神聖ローマ皇帝の侍医を務めたオカルティスト、ミヒャエル・マイヤーの"逃げゆくアタランタ"!
マイヤー:逃げゆくアタランタ(1617)〜17世紀初期の音楽、錬金術と薔薇十字団
アンサンブル・プラス・ウルトラ〔グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ)、クレア・ウィルキンソン(アルト)、ウォーレン・トレヴェリアン=ジョーンズ(テノール)、ジャイルズ・アンダーウッド(バス)、スティーヴン・ジョーンズ(アルフ〔二胡〕)、スー・アディソン(サックバット)、マリー・ブルニジアン(ルネサンス・ハープ)〕、マイケル・ヌーン(指揮)
Maier:Atalanta Fugiens/Ensemble Plus Ultra、Noone(dir)
Glossa Platinum/GCD P31407/日本語曲目表記オビ付き
近日発売予定

■ミヒャエル・マイヤー(1568−1622)は、プラハハプスブルク家神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の侍医を務め、薔薇十字団運動の熱心な提唱者として歴史にその名を残し、さらには錬金術師、哲学者としても高名だったドイツの奇才。
■1617年に完成した「逃げゆくアタランタ」とは、50のフーガと50の象徴寓意画、詩句が収められた紋章学に関する謎多き書物のこと。
紋章を音楽的、視覚的に記述した「逃げゆくアタランタ」の"50のフーガ"は50曲の2声のカノンであり、その声部は錬金術における三大元素、水銀、硫黄、塩を表すなど、ミステリアスなエピソード、雰囲気が漂う・・・。
ザ・シックスティーンのソプラノ、グレース・ダヴィッドソンも参加する声楽と器楽による古楽演奏団体アンサンブル・プラス・ウルトラはまさにルネサンス音楽の申し子。
ゲレーロやモラレス、ビクトリアなどのスペイン・ルネサンス、調和概論の著者ツァルリーノのモテット集で聴かせてくれた綿密な演奏は絶大な評価を受けている。
"オカルト好き"の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の侍医に上り詰めた"オカルティスト"マイヤーの不思議な50のフーガ。古楽系秘曲マニア必聴です!
※録音:2008年8月、セント・アンドリュース教会(グロスターシャー/イギリス)

Amazonでの購入はこちら。2008年の録音ですからけっこう前から販売されていたようですが、現状Amazonでは予約も試聴もできないみたいです。
BGMのでどころはよく判りませんがYoutubeでも『逃げる〜』の曲は聴けます。

iTunesはこちら→Maier: Atalanta Fugiens
リリースはなんと明日2011/5/3ですが、全曲30秒の試聴ができます。1曲1分半〜2分くらいとはいえ50の講話にひとつづつぜんぶですから、試聴だけでもけっこうなボリュームがあります。

いやあ、これは良いですよ。
これを流しながらぜひ、拙訳・逃げるアタランテを楽しんでみて下さい。
とてもバロックな気分が満喫できると思います。