2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Throne of Baal

ドラクエよりウルティマよりNECのPC88やら98でのWizardry1〜5だったからか、ひらけた野原を走り回るよりも、パーティー構成でダンジョン探索というじっとり緊張が大好物で、指輪物語はモリアが最高だったりするわけで、だからIIよりIのDiabloをBttleNetで…

諸怪志異3・4

蒲松齢『聊斎志異』の精神はもう踏襲されないのカナ?諸星大二郎「諸怪志異」シリーズ3『鬼市』4『燕見鬼』は、もともと中国怪奇短編集みたいな構成だった1や2とは違って、仙道の大家五行先生の弟子「阿鬼」が、『西遊妖猿伝』の悟空くらいの少年に成長…

●テオ・アンゲロプロス『霧の中の風景』1988 ギリシア/フランス 125分

まだみぬ父を求めて彷徨う姉弟、うらさびれたギリシアの街、暗い海や空の風景、怪物のような巨大機械、海中から現れる石像の手が彼方を指す・・・そんな印象的な絵の数々が、はじめてアンゲロプロスの映画を観たときからずっと、かれこれもう10年くらいも脳…

●衿沢世衣子『向こう町ガール八景』

雨の合間にのぞきでた陽光を逃さず外出、シャツいちまいでバイクに乗れるのはココ最近では珍しく壮快だが、けっきょく入るのは本屋さんなのでまたじめじめ日陰ゾーンにどっぷりという流れが避けられない。気付いてみれば新刊が揃いのいい本屋ってのもあんま…

●Powers of Ten

ここからぐーっと10倍10倍で上空にあがって行って、太陽系の果て、銀河系、宇宙の果てまで上昇していく。すげえなあ、うんうん、面白かった・・・と思った後がこれまたビックリです。観てのお楽しみ、ですね。ちょっと違うかもしれませんがGoogle-Earthとか…

 逃げるアタランテー試訳36

石は地にすてられ、山にあげられ、風にすまい、水にやしなはるは水銀なり 卑しきものとて忌避さる石は 路傍に彷徨うものと云ふ 富める貧しきを問はず その掌に安きもの そは大気の高みにそびえる峻厳の頂きに在りと云ふもあり 河の流れにやしなはるとも云は…

 逃げるアタランテー試訳35

火に耐えるの訓練はケレスのトリプトレムスに、テテュスのアキレスに、術者もまた石を馴化さすべし 見るべし トリプトレムスやアキレウスのいかに武勇に鍛(かた)されしか 母の導きのもと 身を焦がす焔にいかに耐へるを学びしか 聖母なるケレスそしてテテュ…

 逃げるアタランテー試訳34

浴槽に抱かれ風に生まれ、赤くなっては水面を闊歩す 子を孕みたる浴桶かがやき 子を生みし空には光明あり やがて来たるは赤なりて 子は水面を闊歩する かくして子は山頂に至り白く成る そはいまだ学徒の無比なる庇護のもと 石にありとも石でなし 天来の高貴…

 逃げるアタランテー試訳33

両性具有(ヘルマフロディト)、闇のなかに死にたるごとくに横たはりて火を欲す 見よ 双頭の両性具有(ヘルマフロディト)は空死(そらじに)しをる そなはる湿気が取り去られ 闇夜に姿隠すとき その者 火をば欲したる 火を与えよ さすれば命はすなはち戻る 火…

テオ・アンゲロプロス

『テオ・アンゲロプロス映画祭』 おおーすげえのやるなあ〜 なんて思って勝手にどれ観るかなあとか予定みて盛り上がっとったが、よくみると2004年のイベントなんね。そういえばそんなこともあったかもしれない、記憶の彼方にうっすらと残っている。いやはや…