Throne of Baal

ドラクエよりウルティマよりNECのPC88やら98でのWizardry1〜5だったからか、ひらけた野原を走り回るよりも、パーティー構成でダンジョン探索というじっとり緊張が大好物で、指輪物語はモリアが最高だったりするわけで、だからIIよりIのDiabloをBttleNetでさんざん遊んでいたあの頃、いわゆるファンタジーのロープレなんてカテゴリーは腐り始めてるようにしか感じられなかったんだな。そんなころにTRPGD&Dベースで緻密にRPGをつくりました、というふれこみの『Bardur's Gate』が発売されて、このデモを店頭で見たときに一発でのされてしまった。

はじめてMacユーザーであることを呪ったがしかしメゲなかったもので、今は亡きPowerPCを604eからG3-333Mhzに取り替え、エミュレートさせたWindows上で『BG1』をやったものだ。(ばかだな)BGのエンジンはこういう環境にもすごく相性がよくて、問題なく動作していた。

しかしさすがにもうこんな筋金入りのファンタジーRPGにうつつをぬかす生活はできないのだけれど、数ヶ月前になにかの買物のときにこの『Bardur'sGate II:The Shadow of Amn』の拡張で、最終章を拡張する『Throne of Baal』が300円でなげうりされてたので、店員さんたちに「これはなんかのゲームの拡張版で、説明書から何からみんな英語オンリーで、そのうえMac 用ですけどいいですか、ダイジョウビですか」とさんざん確認を取られながらに300円を払ったのだった。

それっきり封も切らずに半年ちかくほったらかしていた最終章『Throne of Baal』だったが、部屋掃除で目に留まったのもなにかの機会とインストール。ゲームともなると英文解釈にとたんに気合が入ったりするので、毎日少しずつ進めよう。Bardur's Gateではかなり文章を読まされる。

Bardur'sGate:とにかく広大なマップ、緻密な世界設定、自由度の高いプレイ。でも一応ストーリーはある。主人公は孤児で、キャンドルキープというこの世界の叡智を集めたような図書館都市で、賢者ゴライオンに育てられる。旅は、この養父が謎の男に殺されるところから始まり、主人公は港湾都市パルダーズ・ゲートを中心にして深く渦巻く陰謀に巻き込まれていく。んだけど、筋を負うよりもなによりも「旅をしている」感覚がしみじみ味わえる。そしてその危険な感覚とか、仲間の有難さとかが、じつによくゲーム・システムで表現される。古いゲームだが、何度でも楽しめると思う。『Tales of the Sword Coast』という拡張パックも楽しい。

Baldur'sGate2〜 The Shadow of Amn〜:前作のマップの南方世界にある都市アムンを舞台に、前作で異能が明らかなところとなった主人公をねらう魔術師とのたたかいが展開されるなか、主人公が破壊と殺戮の神バールの血を受けた者であることが発覚、みずからのルーツを辿ってのインナー・トリップ的な旅情満載。そういう流れなので、マップ移動、旅に関する自由度はちょっと低くなって、ストーリーを追う部分が増えた。1ほどはやり込んでいないので、もう一回じっくりやってみたところ。まだ倒せてない強い敵をいっぱい残して来たな、そういえば。

Baldur'sGate2〜Throne of Baal〜:異能もつバール神の子孫たちによる戦争に巻き込まれる主人公のたどる運命はいかに。まだ終了させていないので、この先は判りません。オサライ完了、これから少しずつやっていくです。

Icewind Dale:は、BGのゲームシステム中の戦闘を重点にしたハック&スラッシュもの。ストーリーはまあなくはないんですが、パーティーは全員自分でつくるキャラ、登場人物はいないので、ぐっとWizardryに近い。一通りはやったものの、なんだかBuggyなゲームで、苦労して作成したキャラが使えなくなったりする悲劇などを経て、面白いんだが、残念ながらあまりやらなくなっちゃった。

Neverwinter Nights:最近いちばん遊んだRPGですね。1人称の3D視点になって、BGとはずいぶん違うゲーム。拡張パック『Shadows of Undrentide』も『Hordes of Underdark』も素晴らしかった。ああそうか、それでBG2ToBを保留してたわけだな。なんだ、ずいぶん遊んでんじゃん。でもNWNやってるとパーティー組むのが懐かしくなってくるんだよな。(組めるけど3人程度なのが寂しい)