金回り

仕事を終えて終電に走り、いっそいで切符を買おうと財布を開くと・・・
 187円
しかない。
どうしよう、どっかで金つくって戻っても電車いっちゃうじゃん。こんなにもま〜ったく財布の中身に無頓着だった1日もめずらしい。なにでそんなに忙しかったんだ?と、考えてても刻一刻と時間は過ぎてゆく。そこへ
「あっ、おつかれさまです!」
と同じ会社のヒト。「救いに舟」と一瞬、ふだん見せたことのないアヤシイ笑顔を向けかけたが、このシトはそんなこと頼めない大御所の大ベテラン、しかも部署ちがうし。むり、ぜったい恥ずかしすぎ。

しかたないので会社に「ただいま〜」を言いにもどるハメに。先の一件もふくめて大笑いされつつも、しっかり若手の車で送ってもらう。なんかワケのワカラナイ別の若手も長距離ドライヴについてくるしまつ。なんか夜はヒマなひとの多い会社だな。

さて帰って日が明けて、喜々と銀行へ入ってカードをぶっこむと見たことのないメッセージが。
「お客さまのカードは読み取りにくくなっております。お近くの係員を・・・」
むっ! そうか磨り減りすぎか・・・とシゲシゲながめると、
 Sanwa bank card
たぶんいまだに三和のママのを持ってるのもワシだけだろうな。
・・・別の端末ではまだ、ふつうにつかえました(萎)