ドナム・ディ 第13図


以上、ドナム・ディこと『いとも貴き神よりの賜物』からの全訳完了。
「プレティオシシマム・ドナム・デイ」は初期錬金術文学の重要な作品で、古い版は様々だが基本的には12葉の挿絵が付属している。今回の翻訳にはミュリウス『黄金の解剖術AnatomiaAuri(1628)』の異版を用いた。これのみ、図版に第13番目が割り当てられている。最古の文献は15世紀に遡るといわれているが、作者はゲオルギウス・アンラック・ド・アルジェンティナ(多くの場合アンラックとのみ記される)に帰されている。