テキスト・エディタ

ながいことLightWayTextを愛用してきたが、Leopardに移行してからなんだかおかしなことがいろいろ出てきた。訳した文章とか使った語彙をマークすべくあちこちの文字をけっこういろんな色にしておくのだが、コンテクスト・メニューがうまく働かない。印刷チェックの段になってダイアログを出すと、ページ指定が1〜32000オーバーと出ており、集成しようとすると「32000以下にしてください」のアラートが出てこれが入力を邪魔してくる…訂正したくてもできねえよ! という状態。こういう不具合には実は随分前から悩まされていて、だましだまし使いながらアップデートはしないのかなとちょくちょくバージョンのチェックはしていたが2007年の4.1.7から変化なし……どうもiTextという新しいアプリケーションの方に注力されている様子なので、もはやLightWayTextの新verは出ないだろう。PPCアプリで各部も前時代的だし…そろそろお役御免なのかな。

これをなぜ買ったか思い出してみると、手元にあるワープロやエディタから、あちこちwebで拾って試してみたものまで、どれもこれも「文章をスクロールさせると、1行ずつ上に行くのでなく、ガクッと数行分上がる」のがどうしてもイヤだったからだった。どうでもいいことのようだが、集中しているときにウィンドウ下部に来て「あと1行下を」というときに一瞬でも「?」となるのは、かなりイラつかされる。なぜ世のワープロ、エディタは「1行ずつスクロール」を標準にしないのだろう? そんなに技術的な垣根の高いことなのだろうか? というかガックリ数行分スクロールさせる必要性が理解できないんだが…なんでだ?

新環境になってからのマルチタッチも気持ちよく使いたいので、ここしばらくはCocoaアプリで作り直されている「iTextExpress」と「iTextPro'09試用」を使ってみている。残念なことにこれもガクッとスクロールしかできない。反対に、トラックパッドでの指スクロールはLightWayよりずっとスムーズになった皮肉。うーむ、100%満足のいくエディタにはなかなか出会えないものですな。