本家サイト更新

はたまた久しぶりの記事ですが本家サイトのほうに、今年はじめ頃に訳しました錬金術詩『闇よりおのずからほとばしる光』ページを作りました(レイアウト変ですね……今度また直しますです)

当ブログも4ヶ月ちかく放置になっちまいまして、進行中の『薔薇園』のほうは着々とではないにしても少しずつ進行していますので、また近いうちにUPいたします。
錬金術文書を翻訳すること自体は、気になっているテクストにじかに触れる経験なんで楽しいことこの上ないのですが、その意義というか、現代的な思想領域との関連?に想うところが多くて翻訳より再読の読書時間が増えているのが翻訳作業、遅滞の原因です。またその内「きまぐれ覗書」カテゴリにでも書きますが、最近はコリン・ウィルソンの傑作SF『賢者の石』(これ、タイトルから錬金術の話をもとめてもダメですよ、ラヴクラフト的な傑作ホラーSF、というか実存主義的な思想書です!)なんか再読しましてから、さらにバーナード・ショー『メトセラに帰れ』(ずいぶん稀覯本になっちゃいましたね、こんなに面白い古典SF戯曲なんてなかなか無いのに!)などを読み返しています。「怒れる若者たち」の新実存主義〜大脳生理学〜という「認識」の問題は、いわばまっとうに歴史学科学史としての錬金術研究からは疎まれることなのですが、文書によくでてくる物質認識「卑俗の〜でなく、哲学の〜」ということを掴むには、ある種の科学的な「詩想」は不可欠のような気がしています。
翻訳もしたい、読書もしたい、あ〜「ニューマン合金」を仕込みたいっ。